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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第56章 毎晩のラブコール
「あ、もしもしおじさん?亮輔です。あの…今度の週末に車を借りたいんですが?大丈夫ですかね?」
学校の帰りにオレはおじさんに連絡した。
今度の休日、楓とデートする為、車を借りようと頼んでみた。
出来ればベンツがいいなぁと思っていたが、結局おじさんが貸してくれた車は国産の黒のハイブリッド車で、かなりグレードの高いヤツだ。
でも、まぁよく考えてみたら、大学生の分際でベンツを乗り回してるなんて、金持ちのボンボンみたいだし、ハイブリッド車ぐらいが丁度いいのかも。
それにしても、早く休日にならないなかぁ、等と楓とのデートの様子を妄想しながら家に着いた。
「あ、今日は悪いけどお金置いておくから、これで好きな物でも食べてなさい。
お母さん、暫く夜は店に顔を出すから」
母親は和服に着替えて髪を結い上げていた。
淡い赤の刺繍の入った着物で、普段部屋にいる時の全裸に近い格好を見慣れているから、その姿は新鮮に感じる。
「じゃ、行ってくるね。帰りは朝方になるから、ちゃんとガスとか電気消して寝るのよ」
「子供じゃねぇんだから、分かってるよ、んな事は」
テーブルには五万円が置いてあった。
「晩飯にこんな金使わねえよ。テキトーに冷蔵庫の中にある物を食うから、少しで十分だよ」
晩飯代に五万って、そんな高級な物食う気にもならない。
「だから暫くの間は夜いないって言ったでしょ?とにかく行ってくるわね」
バタバタと急いで母親は玄関のドアを閉めた。
ふーん、暫くは1人で晩飯を食えって事か…
学校の帰りにオレはおじさんに連絡した。
今度の休日、楓とデートする為、車を借りようと頼んでみた。
出来ればベンツがいいなぁと思っていたが、結局おじさんが貸してくれた車は国産の黒のハイブリッド車で、かなりグレードの高いヤツだ。
でも、まぁよく考えてみたら、大学生の分際でベンツを乗り回してるなんて、金持ちのボンボンみたいだし、ハイブリッド車ぐらいが丁度いいのかも。
それにしても、早く休日にならないなかぁ、等と楓とのデートの様子を妄想しながら家に着いた。
「あ、今日は悪いけどお金置いておくから、これで好きな物でも食べてなさい。
お母さん、暫く夜は店に顔を出すから」
母親は和服に着替えて髪を結い上げていた。
淡い赤の刺繍の入った着物で、普段部屋にいる時の全裸に近い格好を見慣れているから、その姿は新鮮に感じる。
「じゃ、行ってくるね。帰りは朝方になるから、ちゃんとガスとか電気消して寝るのよ」
「子供じゃねぇんだから、分かってるよ、んな事は」
テーブルには五万円が置いてあった。
「晩飯にこんな金使わねえよ。テキトーに冷蔵庫の中にある物を食うから、少しで十分だよ」
晩飯代に五万って、そんな高級な物食う気にもならない。
「だから暫くの間は夜いないって言ったでしょ?とにかく行ってくるわね」
バタバタと急いで母親は玄関のドアを閉めた。
ふーん、暫くは1人で晩飯を食えって事か…