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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第58章 終電に間に合わない
何故、あのキスで楓は急にビックリしたのか。

オレはキスというのは、情熱的で舌を絡め合わせ、熱く交わるものだと思っていた。

それとも母親のキスが異常だったのだろうか?

帰りは無言のまま、駅前のロータリーで楓を降ろし、オレは家に着いた。

スマホからLINEの着信音がした。

楓からだった。

【今日はありがとう。楽しかったよ。でも…最後はちょっとビックリした…
実は私、あれがファーストキスだったの…
だからいきなり舌を入れてくるなんて。
亮ちゃん随分と慣れたキスだったけど、前の彼女とはそんな感じのキスだったの?】

前の彼女か…母親なんだけどな。

【こちらこそ、パエリア凄く美味かったよ、ありがとう。
えーっとキスはその…まぁ、そんな感じだったから、つい。
ホントに申し訳ない!】

ファーストキスは唇を重ねるだけなのか…

待てよ、ていう事は楓はまだ初体験もしてないのか?

聞いてみようかな…

いや、それだけは止めておこう。

【そっかぁ、亮ちゃんの元カノは情熱的だったんだぁ~】

情熱的というか、単なる溺愛なんだけど、ここはテキトーにごまかしておくか。

【まぁ、そんな感じ。でも今は別れてから一切連絡もしてないし、どこで何やってんだか知らないけどね。
それよりオレの今の彼女は楓じゃん?】

そうだよ、今は楓の事を大事にしなきゃなんないんだ。

【何か恥ずかしいんだけど嬉しい…でも今日はよく歩いたよね?さっき帰ったら、足がパンパンだった(泣き顔のスタンプ)】

砂浜を歩いた時か。

随分と遠くまで歩いたもんなぁ。

【確かに、オレも歩きながら、どこまで行くんだ?って思ったよ】

【wwwウケる!亮ちゃんまた明日ね。今日は疲れたから、飲まないで寝るね、おやすみ(キスのスタンプ)】

【了解、また明日(おやすみのスタンプ)】


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