この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第58章 終電に間に合わない
だが、オレと楓は帰りが反対方向だ。
すると楓の口から思いもよらない事を言ってきた。
「そう言えば、友達が終電無くなって、どうしようと思って、周りを見たらホテルばっかだったんだって。で、ホテルに入る前にコンビニでビールとか買ってきて部屋で飲んで朝まで過ごしたって聞いたけど…」
「ホテルって、もしかしたらラブホ?」
オレは一瞬良からぬ思いが頭をよぎった。
ラブホに楓と一緒に入るという事は…そうなるよなぁ、勿論。
「二人のタクシー代と比べたらそっちの方が安上がりだし、オレは大丈夫だけど、楓は大丈夫なの?親とか何も言わないの?」
楓も実家住まいだし、ましてや娘が朝帰りだなんて、両親は心配するだろう。
「ウチね、親は別々に暮らして、お父さんは一緒に住んでるんだけど、夜の仕事して、今はちょうど仕事中じゃないかな。
お母さんとは別居してるんだけど、近くに住んで、お婆ちゃんの介護してるから。
だから特に問題はないよ」
付き合い出して色んな話をしたけど、楓の家の事なんか一度も聞いた事が無かった。
成る程、どの家庭にもそれなりの事情があるのか。
その時、また良からぬ事が頭をよぎった。
もしかしたら、今夜楓とラブホで…
俄然ヤル気が沸いてきた。
すると楓の口から思いもよらない事を言ってきた。
「そう言えば、友達が終電無くなって、どうしようと思って、周りを見たらホテルばっかだったんだって。で、ホテルに入る前にコンビニでビールとか買ってきて部屋で飲んで朝まで過ごしたって聞いたけど…」
「ホテルって、もしかしたらラブホ?」
オレは一瞬良からぬ思いが頭をよぎった。
ラブホに楓と一緒に入るという事は…そうなるよなぁ、勿論。
「二人のタクシー代と比べたらそっちの方が安上がりだし、オレは大丈夫だけど、楓は大丈夫なの?親とか何も言わないの?」
楓も実家住まいだし、ましてや娘が朝帰りだなんて、両親は心配するだろう。
「ウチね、親は別々に暮らして、お父さんは一緒に住んでるんだけど、夜の仕事して、今はちょうど仕事中じゃないかな。
お母さんとは別居してるんだけど、近くに住んで、お婆ちゃんの介護してるから。
だから特に問題はないよ」
付き合い出して色んな話をしたけど、楓の家の事なんか一度も聞いた事が無かった。
成る程、どの家庭にもそれなりの事情があるのか。
その時、また良からぬ事が頭をよぎった。
もしかしたら、今夜楓とラブホで…
俄然ヤル気が沸いてきた。