この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第59章 こういうとこ、初めてだから…
確かこの建物の裏通りはホテル街のはず。
ってまさか楓からラブホに行こうだなんて思ってもいない展開だ。
ラブホに行くって事は…そういう事になるよな、フツーは。
オレはあの時以来、キスをしていない。
また拒否されるのもイヤだし、手を繋ぐぐらいで止めている。
終電も無くなったし、行くしかないのか。
ましてや誘ってきたのは楓だ、それに応えなければならないのかな。
会計を済ませ、外に出た。
「うゎっ、スゴい寒~い」
いつも思うんだが、そんなに寒いなら短いスカートなんて履かなきゃいいのに…
オレと付き合い始めてから楓はニーハイを履かなくなった。
もっぱら黒のストッキングで美脚を披露している。
「目の前にインターネットカフェあるじゃん。ここじゃダメなの?」
居酒屋の向かいにはインターネットカフェがあって、マンガも読めるし、ラブホよりはマシだろう。
「えぇ、だってネカフェって確かアルコールの持ち込み禁止じゃなかった?まだ飲み足りないし、ホテルでいいじゃん」
オレもネカフェには行くつもりは無い。
だが、念を押す為に敢えてネカフェはどう?と聞いただけだ。
もし、楓が「うん」と言ったらネカフェで一晩過ごす事になっただろう、しかも悶々としながら。
そうと決まれば行くしかない。
裏路地に足を踏み入れると、とても住宅街ではありえない建物ばかりが並んでいた。
お城のような造りや、インテリアデザイナーが手掛けたようなモダンな建物が軒並みに建ってある。
どこにしようか?
「あっ!」
急に楓が声を上げた。
やっぱり私、無理!とか言うんじゃないだろうな?
「その前にコンビニ行こうよ。ビールとか買って中で飲もう?」
もう、チンカチンカの冷やっこいルービーはいいだろ!
ってまさか楓からラブホに行こうだなんて思ってもいない展開だ。
ラブホに行くって事は…そういう事になるよな、フツーは。
オレはあの時以来、キスをしていない。
また拒否されるのもイヤだし、手を繋ぐぐらいで止めている。
終電も無くなったし、行くしかないのか。
ましてや誘ってきたのは楓だ、それに応えなければならないのかな。
会計を済ませ、外に出た。
「うゎっ、スゴい寒~い」
いつも思うんだが、そんなに寒いなら短いスカートなんて履かなきゃいいのに…
オレと付き合い始めてから楓はニーハイを履かなくなった。
もっぱら黒のストッキングで美脚を披露している。
「目の前にインターネットカフェあるじゃん。ここじゃダメなの?」
居酒屋の向かいにはインターネットカフェがあって、マンガも読めるし、ラブホよりはマシだろう。
「えぇ、だってネカフェって確かアルコールの持ち込み禁止じゃなかった?まだ飲み足りないし、ホテルでいいじゃん」
オレもネカフェには行くつもりは無い。
だが、念を押す為に敢えてネカフェはどう?と聞いただけだ。
もし、楓が「うん」と言ったらネカフェで一晩過ごす事になっただろう、しかも悶々としながら。
そうと決まれば行くしかない。
裏路地に足を踏み入れると、とても住宅街ではありえない建物ばかりが並んでいた。
お城のような造りや、インテリアデザイナーが手掛けたようなモダンな建物が軒並みに建ってある。
どこにしようか?
「あっ!」
急に楓が声を上げた。
やっぱり私、無理!とか言うんじゃないだろうな?
「その前にコンビニ行こうよ。ビールとか買って中で飲もう?」
もう、チンカチンカの冷やっこいルービーはいいだろ!