この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第59章 こういうとこ、初めてだから…
まさか朝まで飲むつもりじゃないだろうな?

「…あのさ。ビール買うのはいいけど、ああいう場所だよ?しかもオレたち付き合ってるよな?
そういう風になってもいいの?」

何もこんなとこで言わなくてもいいのに、と思ったが、やっぱりオレは念を押す為に聞いてみた。

すると楓は何の事だか理解出来ておらず、キョトンとしている。

「そういう風にって?どんな風に?」

勘が鈍いのか、それとも天然なのか、それかわざとそういう感じで言ってるのか…

「いや、その。まぁいいや、とりあえずその前にコンビニ行こう」

ハッキリと言いそびれた。肩透かしを食らった感だ。

ホテル街にポツンと一軒のコンビニがあった。

「いつも亮ちゃんに出して貰ってるから、ここは私が払うから」

かごを片手にアルコールのコーナーへ向かい、片っ端からビールやら缶チューハイ等をかごに入れた。

「何本入ってんだ?…10本?まだそんなに飲むのか?」

オレは空いた口が塞がらない程、楓の酒好きには唖然とした。

「後は何か食べるの…ポテチとかでいい?」

何だか嬉しそうな表情をしている。

これから行く所は男女が目交う目的の為にあるような場所なんだぞ、なのにこのウキウキした表情…

「楓、いいよ。オレが出すから」

「いいの、ここは私が払うから」

レジで楓が財布から一万円札を出した。

アルコール類だけでもかなりの金額だ。

一度に全部入りきれないから、ビニール袋を二つに分け、オレはもう一つを持ってコンビニを出た。

「…亮ちゃん」

外に出て楓がポツリと口を開いた。

「ん?」

オレは立ち止まり、楓の言葉に耳を傾けた。

「私、こういうとこに入るの初めてだから…亮ちゃんと一緒に朝までいられるのが嬉しいから…」

下を向きながら恥ずかしそうにしてオレに寄り添った。

オレは楓の肩を抱くようにして、お城のような造りのラブホに入った。

/266ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ