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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第60章 処女ってめんどくさい
フロントでパネルが表示してあり、どの部屋がいいか決めあぐねていた。
楓はただ下を向き、缶ビールの入ったビニール袋を持ったままだ。
オレもよく考えたらラブホなんて入った事が無い。
どれでもいいや、と選んだのは306号室の部屋だ。
何となく高級感溢れるような部屋に見えたからだ。
パネルのボタンを押し、フロントで前金を払い、キーを受け取り、エレベーターに乗り込んだ。
二人とも無言のまま、三階に着き、306号室の部屋にキーを差し込んだ。
ガチャっとドアが開いた瞬間、部屋の照明がパッと点いて、外観はもちろんだが、内装の細かな部分までこだわり抜いて作られた、高級感溢れる部屋だった。赤や青、黄色など、鮮やかなライトを使った各部屋はスペーシーな雰囲気。まるで未来の高級ホテルにタイムスリップしたかのようで、非日常的空間がオレたちを迎え入れてくれた。
ベッドはキングサイズで、カーテンが備え付けられている。
「うゎ~、すごくキレイな部屋…」
楓がここへ来て初めて口を開いた。
部屋には有線が流れ、ヒーリングミュージシャンなのか、波の音が微かに聴こえてくる。
「スゲー部屋だなこりゃ」
オレは持っていたビニール袋をガラス製のテーブルの上に置き、周りを見渡した。
洗面台には数多くのアメニティグッズが完備されている。
楓はただ下を向き、缶ビールの入ったビニール袋を持ったままだ。
オレもよく考えたらラブホなんて入った事が無い。
どれでもいいや、と選んだのは306号室の部屋だ。
何となく高級感溢れるような部屋に見えたからだ。
パネルのボタンを押し、フロントで前金を払い、キーを受け取り、エレベーターに乗り込んだ。
二人とも無言のまま、三階に着き、306号室の部屋にキーを差し込んだ。
ガチャっとドアが開いた瞬間、部屋の照明がパッと点いて、外観はもちろんだが、内装の細かな部分までこだわり抜いて作られた、高級感溢れる部屋だった。赤や青、黄色など、鮮やかなライトを使った各部屋はスペーシーな雰囲気。まるで未来の高級ホテルにタイムスリップしたかのようで、非日常的空間がオレたちを迎え入れてくれた。
ベッドはキングサイズで、カーテンが備え付けられている。
「うゎ~、すごくキレイな部屋…」
楓がここへ来て初めて口を開いた。
部屋には有線が流れ、ヒーリングミュージシャンなのか、波の音が微かに聴こえてくる。
「スゲー部屋だなこりゃ」
オレは持っていたビニール袋をガラス製のテーブルの上に置き、周りを見渡した。
洗面台には数多くのアメニティグッズが完備されている。