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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第60章 処女ってめんどくさい
バスルームはジャグジーで、浴槽からでも観られるように液晶テレビが設置してあった。
ラブホというか、高級ホテルの一室にさえ感じる。
窓が閉めきってある分、この空間があまりにも現実から離れているようにさえ感じた。
楓はソファーに座り、既に缶ビールを飲んでいた。
(コイツ、まさかホントにここにある酒全部飲むんじゃないだろうな?)
シラフじゃなきゃ入れなかったのか、それとも早くビールが飲みたくてすぐに缶を開けたのか…
「亮ちゃん飲まないの?」
お前の肝臓どうなってんだ?
「飲むのはもういいよ。それよかルームサービスで色んな物注文できるみたいだよ」
オレはテーブルの脇に置いてあったラックからメニューを手にし、パラパラとめくった。
「それよか腹減ったよ。楓はそれだけ飲んでほとんど食べないけど、酒だけで夕飯を済ます事もあるだろ?」
この飲み方を見れば、ろくに夕飯も食べず、酒を飲んで寝てしまうような生活を送ってるんじゃないか、そう思ってしまう程、酒には目がない。
「えぇ、食べてるよちゃんと。ただ食べる前に飲むから量は少ないけど」
10年後、コイツの肝臓はどうなっているのだろうか?
まぁ、オレにとっては10年後よりも今だ。
どのタイミングでベッドに持ち込もうか、そんな事しか頭の中に無い状態だ。
ラブホというか、高級ホテルの一室にさえ感じる。
窓が閉めきってある分、この空間があまりにも現実から離れているようにさえ感じた。
楓はソファーに座り、既に缶ビールを飲んでいた。
(コイツ、まさかホントにここにある酒全部飲むんじゃないだろうな?)
シラフじゃなきゃ入れなかったのか、それとも早くビールが飲みたくてすぐに缶を開けたのか…
「亮ちゃん飲まないの?」
お前の肝臓どうなってんだ?
「飲むのはもういいよ。それよかルームサービスで色んな物注文できるみたいだよ」
オレはテーブルの脇に置いてあったラックからメニューを手にし、パラパラとめくった。
「それよか腹減ったよ。楓はそれだけ飲んでほとんど食べないけど、酒だけで夕飯を済ます事もあるだろ?」
この飲み方を見れば、ろくに夕飯も食べず、酒を飲んで寝てしまうような生活を送ってるんじゃないか、そう思ってしまう程、酒には目がない。
「えぇ、食べてるよちゃんと。ただ食べる前に飲むから量は少ないけど」
10年後、コイツの肝臓はどうなっているのだろうか?
まぁ、オレにとっては10年後よりも今だ。
どのタイミングでベッドに持ち込もうか、そんな事しか頭の中に無い状態だ。