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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第62章 大晦日の格闘技イベント
あれから一ヶ月以上経ち、大晦日にオレとヒロト、そして楓の3人は年末恒例の格闘技イベント【KINGDOM】の試合を観に行く為に、都内のドーム球場まで、おじさんが手配してくれた車に乗っていた。
おじさんは一足先に会場入りし、左ハンドルの黒のベンツにはおじさん専属の運転手が乗り、右の助手席にはヒロト、オレと楓は後部座席に乗って、やや渋滞気味の大通りで、大晦日の外の様子を眺めていた。
「なぁ、リョースケ。カズの対戦相手、オランダのキックボクサーって言ってたよな?オレ、ソイツの試合の動画を観たんだけど、蹴りがハンパねぇんだよ。
アイツ勝てるかなぁ」
後ろを振り向きながら、オレに聞いてきたが、オレだって勝てるかどうかなんて知らない。
「蹴りってどうスゲーんだよ?」
「左のハイキックがハンパなく速くて的確に相手の顔面をヒットさせてKO勝ちするんだよ。
ほとんどの試合は左ハイで決まるみたいで、キックの軌道が変則的なんだよ。
あの蹴りをどう防ぐかが問題だな」
おじさんは一足先に会場入りし、左ハンドルの黒のベンツにはおじさん専属の運転手が乗り、右の助手席にはヒロト、オレと楓は後部座席に乗って、やや渋滞気味の大通りで、大晦日の外の様子を眺めていた。
「なぁ、リョースケ。カズの対戦相手、オランダのキックボクサーって言ってたよな?オレ、ソイツの試合の動画を観たんだけど、蹴りがハンパねぇんだよ。
アイツ勝てるかなぁ」
後ろを振り向きながら、オレに聞いてきたが、オレだって勝てるかどうかなんて知らない。
「蹴りってどうスゲーんだよ?」
「左のハイキックがハンパなく速くて的確に相手の顔面をヒットさせてKO勝ちするんだよ。
ほとんどの試合は左ハイで決まるみたいで、キックの軌道が変則的なんだよ。
あの蹴りをどう防ぐかが問題だな」