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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第62章 大晦日の格闘技イベント
「となると、やっぱ勝つにはグランドに引きずり込むしかないだろ」

オレとヒロトはカズがどう闘うのか、あれこれとシミュレーションしながら、解説者気取りで話していた。

楓はポツンと会話に入っていけず、何をどう話しているのかサッパリ分からず、蚊帳の外だ。

オレはこの試合を観に行くのに、楓は来なくてもいいと言った。

格闘技の事はまるっきり分からず、しかも総合格闘技ってのは、馬乗りになって相手の顔面をボコボコにするバイオレンスな場面もある。

「行っても目を背けたくなるような光景ばかりなんだぞ?プロレスとは全然違う、ガチな闘いなんだ。楓が観ても、つまらないと思うから、行かない方がいい」

オレはそう言って楓にはおとなしく家で紅白やバラエティー番組でも観てた方がいいと言ったのだが、

「行くの!亮ちゃんの高校の友達が出るんでしょ?だったら私も観に行きたい!」

あのホテルの一件以来、オレと楓は頻繁にデートをする事も無く、LINEのやり取りも毎日から3日に一度といった感じで、やや倦怠期に入っていた。

弁当も作ってきてくれるが、毎回同じパターンのおにぎりに唐揚げ、卵焼きにサラダ。

さすがに飽きてくる。

「たまには違う弁当にしてくんないかな?」

「他って例えばどういうのがいいの?」

これを聞かれるのが一番困る。

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