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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第63章 オープニングセレモニー
おじさんが隣の楓に話を振っていた。
「いえ、全然…ただ亮輔くんの高校時代の友達がこんな大勢の前で試合をするっていうから、どんなものか観たくなって…あの、ホントにご迷惑をかけて申し訳ありません!」
楓は再び立ち上がり、頭を下げた。
「いや、気にする事じゃないよ。ただプロレスと違って、残酷なシーンもあるから、大丈夫かなぁと思ってね」
多分目を背けたくなる場面も多々あるだろう。
馬乗りになって相手の顔面を何度も殴るんだから。
オープニングセレモニーはド派手な演出とライディングに花道に花火やスモークを焚き、全選手がリングに集まる中、大会の運営で元プロレスラーの大男がビシッとスーツ姿でマイクを持ち、宣言した。
「ただ今より、大晦日恒例、KINGDOMヘビー級GPファイナルを行います!
さぁ、皆これを観て来年もいい年にしようぜっ!」
観客を煽るパフォーマンスで場内は大歓声に包まれた。
今日の目玉は何と言っても、KINGDOMのヘビー級GP覇者を決めるメインイベントだ。
優勝候補の筆頭、ロシアのアレクセイ・ヴォルグと、ダークホース的な存在だった、アメリカのブライアン・ヒューストンとの決勝戦だ。
今回カズの試合は、5試合目に行われる。
対戦相手はオランダのキックボクサー、ヨハン・アヤックスという黒人で、ヨーロッパでは無敵のチャンピオンとして、KINGDOMに参戦した。
「いえ、全然…ただ亮輔くんの高校時代の友達がこんな大勢の前で試合をするっていうから、どんなものか観たくなって…あの、ホントにご迷惑をかけて申し訳ありません!」
楓は再び立ち上がり、頭を下げた。
「いや、気にする事じゃないよ。ただプロレスと違って、残酷なシーンもあるから、大丈夫かなぁと思ってね」
多分目を背けたくなる場面も多々あるだろう。
馬乗りになって相手の顔面を何度も殴るんだから。
オープニングセレモニーはド派手な演出とライディングに花道に花火やスモークを焚き、全選手がリングに集まる中、大会の運営で元プロレスラーの大男がビシッとスーツ姿でマイクを持ち、宣言した。
「ただ今より、大晦日恒例、KINGDOMヘビー級GPファイナルを行います!
さぁ、皆これを観て来年もいい年にしようぜっ!」
観客を煽るパフォーマンスで場内は大歓声に包まれた。
今日の目玉は何と言っても、KINGDOMのヘビー級GP覇者を決めるメインイベントだ。
優勝候補の筆頭、ロシアのアレクセイ・ヴォルグと、ダークホース的な存在だった、アメリカのブライアン・ヒューストンとの決勝戦だ。
今回カズの試合は、5試合目に行われる。
対戦相手はオランダのキックボクサー、ヨハン・アヤックスという黒人で、ヨーロッパでは無敵のチャンピオンとして、KINGDOMに参戦した。