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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第64章 再度現れたセコンド
だがアヤックスもカズの動きは研究していたのか、左腕でカズの足を払った。

すると三角締めからの腕ひしぎ十字固めが下からガッチリと極った。

「いけ~っ、カズ!折れへし折れ!」

「いいぞ、完全に極ってるぞ!相手はもうタップするしかない、そのまま肘の関節外してやれ!」

オレとヒロトは立ち上がり、折れ!へし折れ!と叫んでいた。

アヤックスの右腕にぶら下がるかのようにガッチリと極り、手首を離さずに腕十字で更に締め続ける。

勝ったな…そう思った瞬間、アヤックスは立ち上がり、左のローキックをカズの側頭部にヒットした。


「おい、ウソだろ!あんな体勢から脱出できるのかよ!」

「カズ逃げろ、捕まったらヤベーぞっ!」

さっきまでの楽勝ムードが一点して逆の立場になった。


蹴りのダメージからか、カズは頭を押さえ、十字を外してしまった。

このチャンスをアヤックスは逃さす、柔道の抑え込み技、袈裟固めからの右のパンチを何度も浴び、レフェリーが危険と判断し、試合を止めた。


あのままレフェリーがストップしないでパンチをもらい続けたら、生命にも関わる一大事になる。

カズの顔面の腫れようは、下手すりゃ鼻骨骨折か、眼窩底骨折の疑いがある。

オレはまだやれる!と必死にアピールしたが、レフェリーのジャッジが覆る事は無い。

リング上で悔しさを滲ませながら、セコンドの小久保さんに肩を借りながら四方に礼をして、リングを下りた。

「ヤベーぞあの顔。相当なダメージだな。今から控え室に行くこと出来ないもんかな」

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