この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第64章 再度現れたセコンド
ヒロトはすぐにでも控え室に行ってカズの様子を見たいらしいが、オレは止めた。

「今行ってどうなる。慰めの言葉でも掛けてやるのか?
逆効果になるだけだ。今はそっとしておいてやろう」

こんな時、カズに何を言ってもまともに聞いてくれないだろう。

敗けた悔しさとダメージには、オレたちは何も出来ない、ただそっとしておいてやるのが一番だ。

楓は隣で目を覆った。

勝者と敗者、このコントラストが顕著に表れる、実に残酷な世界だ。

その後、休憩を挟み、第6試合は同じくウェルター級で韓国のキム《ザ ビッグマウス》ホァンヒョン対ブラジルのホセ・アルゲリヨ・フィーゴとの一戦だ。


キム・ホァンヒョン。中国系韓国人で、韓国では、アクション俳優としても活躍し、テコンドーと中国の代表的武術、カンフーをベースに打撃で挑む。

何故ザ ビッグマウスと呼ばれるのか。

それは試合前の会見で言い放ったコメントが原因らしい。

「男なら寝て闘わないで、立って勝負しろ。あいにくオレは男と寝る趣味など無い。
まぁ、オレの速い蹴りで瞬殺だ」
と豪語して以来、ビッグマウスという、ありがたくないニックネームを付けられた。


対するホセ・アルゲリヨ・フィーゴはブラジルの出身で、ブラジリアン柔術ではなく、ルタ・リーブリという格闘技をバックボーンとする選手だ。

/266ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ