この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第65章 第一部完 兄との思いがけない巡り合わせ

おじさんの計らいで、バックステージを通り抜け、関係者のみしか入れない控え室へ続く通路を歩いた。
普段プロ野球のロッカールームとして使用している部屋の中に入ると、中には数人の選手とセコンドが帰り支度をしていた。
その中にカズはいなかった。
「あの、カズは…桜井選手は?」
おれは側にいた他の選手のセコンドに聞いてみた。
「あぁ、ダメージがかなり酷くてね。試合が終わってすぐに病院に直行したよ、ありゃ鼻骨骨折か眼窩底骨折してるはずだよ」
やっぱり、あの顔面の腫れ方は骨折してるとしか思えなかった。
「マジかよ…骨折だけならまだしも、脳にダメージは無いのかな」
「そのために病院に直行したんだろ」
オレはヒロトにそう言ったが、内心は穏やかではなかった。
あれだけのパンチを食らったんだ、骨折だけならまだしも、脳へのダメージもかなりあるはず。
どうか無事であればいいんだが…
その時、控え室にいたフィーゴのセコンドがおじさんに声を掛けた。
「oh、沢渡のおじさん、久しぶりです!」
あの日本人がおじさんの知り合い?
おじさんはやや狼狽えながら、
「あ、あぁ、久しぶり。元気そうだな」
と素っ気なく答えた。
そのセコンドはオレたちを見て、挨拶をした。
彫りが深く、アゴヒゲをたくわえ、かなりの長身で、ハーフっぽいが、やや日本語が片言だ。
「はじめまして、私、立花達也です。おじさんには昔お世話になりました」
タチバナタツヤ…っ!まさかこの目の前にいるのがっ!
普段プロ野球のロッカールームとして使用している部屋の中に入ると、中には数人の選手とセコンドが帰り支度をしていた。
その中にカズはいなかった。
「あの、カズは…桜井選手は?」
おれは側にいた他の選手のセコンドに聞いてみた。
「あぁ、ダメージがかなり酷くてね。試合が終わってすぐに病院に直行したよ、ありゃ鼻骨骨折か眼窩底骨折してるはずだよ」
やっぱり、あの顔面の腫れ方は骨折してるとしか思えなかった。
「マジかよ…骨折だけならまだしも、脳にダメージは無いのかな」
「そのために病院に直行したんだろ」
オレはヒロトにそう言ったが、内心は穏やかではなかった。
あれだけのパンチを食らったんだ、骨折だけならまだしも、脳へのダメージもかなりあるはず。
どうか無事であればいいんだが…
その時、控え室にいたフィーゴのセコンドがおじさんに声を掛けた。
「oh、沢渡のおじさん、久しぶりです!」
あの日本人がおじさんの知り合い?
おじさんはやや狼狽えながら、
「あ、あぁ、久しぶり。元気そうだな」
と素っ気なく答えた。
そのセコンドはオレたちを見て、挨拶をした。
彫りが深く、アゴヒゲをたくわえ、かなりの長身で、ハーフっぽいが、やや日本語が片言だ。
「はじめまして、私、立花達也です。おじさんには昔お世話になりました」
タチバナタツヤ…っ!まさかこの目の前にいるのがっ!

