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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第15章 厳かな卒業式のはずだったのに…
そして卒業式当日、オレは3年間通ったこの中学に別れを告げる。
卒業生全員が体育館に集まり、壇上で卒業証書を受けとる。
別れを惜しんで泣いている生徒や先生も多くいた。
オレはこの中学の3年間、これといった思い出は無かった。
ただ思い浮かんでくるのは、家での母親との近親相姦という忌まわしい出来事だけだ。
でももうそんな事に悩まされるのも、この卒業と同時に解放される、心機一転で新たな生活をしよう。
そしてオレの名前が呼ばれ、壇上に上がり、卒業証書を受け取った。
その帰り際、来賓席にピンクの花びらと金の桜の枝の刺繍が入った派手な着物を着た女と目が合った。
母親だ!まさか卒業式に来るとは…
髪をアップに結い、真珠と金細工の大ぶりで派手なかんざしをさして、まるで銀座のホステスみたいな格好だ。
何故、卒業式に?
今更母親ヅラしてノコノコ来たのか!
卒業生全員が体育館に集まり、壇上で卒業証書を受けとる。
別れを惜しんで泣いている生徒や先生も多くいた。
オレはこの中学の3年間、これといった思い出は無かった。
ただ思い浮かんでくるのは、家での母親との近親相姦という忌まわしい出来事だけだ。
でももうそんな事に悩まされるのも、この卒業と同時に解放される、心機一転で新たな生活をしよう。
そしてオレの名前が呼ばれ、壇上に上がり、卒業証書を受け取った。
その帰り際、来賓席にピンクの花びらと金の桜の枝の刺繍が入った派手な着物を着た女と目が合った。
母親だ!まさか卒業式に来るとは…
髪をアップに結い、真珠と金細工の大ぶりで派手なかんざしをさして、まるで銀座のホステスみたいな格好だ。
何故、卒業式に?
今更母親ヅラしてノコノコ来たのか!