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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第16章 謎の人物、宇棚繁

マンスリーの荷物は社用ワゴン車に、自宅マンションにあった荷物と一緒に積み込んで、ビジネスホテルで一泊した。
そして4月1日早朝、おじさんはワゴン車でホテル前まで来てもらい、一緒に高校へ向かった。
この数日の間、おじさんはまるで父親のようにオレの荷造りの手伝いや、餞別まで貰い、本当に感謝している。
車の中では、オレはおじさんに礼ばかり言っていた。
もし、オレの父親がおじさんだったらいいんだけどなぁ、そんな事を助手席で窓からの風景を眺めながら、ふと思った。
高速を使い、一時間程度で学校に着いた。
一年生寮の前では寮長が出迎えてくれ、初対面した。
「君が古賀くんかな?私は一年生の寮長をしている服部という者だ」
寮長は服部という人で、おじさんと年齢はさほど変わらないが、腹回りがかなり大きく、坊主頭で強面の顔だ。
「あ、はい古賀です。無理を言ってすみません。今日からここにお世話になります、よろしくお願いします」
オレは寮長に頭を下げた。
「あの人はお父さんかな?」
寮長は車を降りて、ワゴン車の後ろのドアを開けているおじさんを見た。
それに気がついたおじさんは寮長の前で頭を下げ、名刺を渡した。
「どうもはじめまして、私はこの子の父親代わりをしている沢渡という者です。
まだまだ世間知らずで至らない所がありますが、これからこちらで3年間お世話になります。どうかこの子をよろしくお願いいたします」
そう言って挨拶をした。
「いや、こちらこそわざわざこんな遠い所へご足労願い、ありがとうございます。
ここは色々な生徒が集まり、協調性を養う場所です。お子さんを預かる身として時には厳しい事も言いますが、何卒ご了承ください」
寮長は名刺を受け取り、おじさんにお辞儀した。
「では荷物はこちらの部屋へ」
寮長の案内で中に入り、部屋割りを確認した。オレの部屋は205号室、2階みたいだ。
そして4月1日早朝、おじさんはワゴン車でホテル前まで来てもらい、一緒に高校へ向かった。
この数日の間、おじさんはまるで父親のようにオレの荷造りの手伝いや、餞別まで貰い、本当に感謝している。
車の中では、オレはおじさんに礼ばかり言っていた。
もし、オレの父親がおじさんだったらいいんだけどなぁ、そんな事を助手席で窓からの風景を眺めながら、ふと思った。
高速を使い、一時間程度で学校に着いた。
一年生寮の前では寮長が出迎えてくれ、初対面した。
「君が古賀くんかな?私は一年生の寮長をしている服部という者だ」
寮長は服部という人で、おじさんと年齢はさほど変わらないが、腹回りがかなり大きく、坊主頭で強面の顔だ。
「あ、はい古賀です。無理を言ってすみません。今日からここにお世話になります、よろしくお願いします」
オレは寮長に頭を下げた。
「あの人はお父さんかな?」
寮長は車を降りて、ワゴン車の後ろのドアを開けているおじさんを見た。
それに気がついたおじさんは寮長の前で頭を下げ、名刺を渡した。
「どうもはじめまして、私はこの子の父親代わりをしている沢渡という者です。
まだまだ世間知らずで至らない所がありますが、これからこちらで3年間お世話になります。どうかこの子をよろしくお願いいたします」
そう言って挨拶をした。
「いや、こちらこそわざわざこんな遠い所へご足労願い、ありがとうございます。
ここは色々な生徒が集まり、協調性を養う場所です。お子さんを預かる身として時には厳しい事も言いますが、何卒ご了承ください」
寮長は名刺を受け取り、おじさんにお辞儀した。
「では荷物はこちらの部屋へ」
寮長の案内で中に入り、部屋割りを確認した。オレの部屋は205号室、2階みたいだ。

