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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第21章 えっ?死んだ…?
…ヒロトの言うとおり、オレは食べる事に関してはかなりせっかちで、がーっと一気に食べてしまう。

食事を楽しむというよりは、腹を満たす為に食ってるような感覚だ。

オレは先に食べ終わり、二人が食べ終わるのを待っていた。

…しかしいつ見ても広いな、この学食は。

一体何人ぐらいでこれだけの量を調理してるんだろうか?

おかずも豪勢だし、さすが私立校というだけあって、金がかかってるんだなぁ、なんて変な感心をしていた。

まだ二人は食べているので、オレはふと周囲を見渡した。

…成る程、自然と食べる場所が学年別になって分けられてるみたいだ。

オレたち一年生は学食の奥の方に座り、真ん中には二年生、入り口付近には三年生といった感じでテーブルに着いて食べている。

て事は入り口付近で待ってりゃ川田って人に会えるかもな。

一年生はまだ入りたてで、食べたらさっさと学食から出ていくが、二年生や三年生は食べた後も席で話をしたりして、まったりとしている。

「おい、あの入り口付近で座ってるの三年生だぞ。もしかしたら川田って人、あの中にいるかも」

オレは今気づいた事を二人に教えた。

「…あぁ、そう言われてみれば。でもよく解ったな」

ヒロトは一番最後に食べ終わり、学食全体を見渡した。

学食内には大きな柱が何本か立っていて、それを区切りにして学年別に座っている。

「…んじゃあの入り口の返却用の食器置き場にいるのが三年生かな」

カズは入り口の方に指を差した。

確かに数人固まって楽しそうに話をしている生徒がいる。

オレたちは制服のブレザーの胸の所に名札を付けていて、学年別に色分けされている。

一年生は青、二年生は赤、三年生は白といった感じで名札の色が違う。

「じゃ、とりあえず聞いてみようぜ」

オレたちは立ち上がり食器を片付けに返却場所に行き、食器を置いた。

真後ろにはさっき言ってた三年生が4,5人で話をしている。

ヒロトはその三年生に声を掛けた。

「あの、すいません。E組の川田さんて人知りませんか?」

その三年生達はオレらをチラっと見た。


「川田?あぁ、アイツならもう食い終わって教室に戻ってる頃だよ。何かあんの?」

三年生の一人が教えてくれた。
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