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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第25章 今では母が愛おしい
実の母親だろうが何だろうが、抑えきれない欲求を受け止めてくれるのは母親しかいない。

そんな母親をオレは愛して止まない特別な存在となっていて、2学期になるとまた離ればなれになってしまうのか…
その間、母親はおじさんと身体の関係を持つのだろうか?

ベッドで互いに全裸になり、抱き合いながら、母親に聞いてみた。

「おじさんともこういう事してるの?」

母親はオレの頭を撫でながらクスッと笑った。

「さぁ、どうかしらねぇ」

母親はオレを抱き寄せ、幼い子供をあやすように、頭をずっと撫でている。

「どっちなんだよ?」

オレはハッキリとした返事が聞きたかった。

母親に抱き寄せられ、この年になって母親に母性を感じるようになった。

それまでは実母だと解っていながら、母親らしい事は何一つしてもらった記憶が無い。

欲しい物があればすぐに買ってくれた。
だがオレが求めていた母という存在とはかけ離れていた。

オレが求めていたのは母性だ。

今まで母親に母性を感じた事は一度も無かった。

ただ実の息子を性欲処理の相手として扱われているだけの存在。

だが今は違う。以前と比べても柔らかな癒しを感じる。

オレが求めていた母親像になっていたのだ。

だからこそ、オレがいない間におじさんとも身体の関係は続いているのか、それが知りたかった。

「何でそんな事聞いてくるの?」

母親は表情を変えず、優しく包み込むような笑みを浮かべている。

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