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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第26章 高校時代の優等生とヤンキー
「いや~、すまないね。夕飯の最中にお邪魔して」

おじさんは靴を脱いでリビングに上がってきた。

それよりバレないかな、今まで母親と立ちバックで射精した直後だ、衣類の乱れとかはないかチェックしながら夕飯をたべていた。

「こんばんは。どうしたんですかこんな時間に?」

オレは何事も無かったかのように夕飯を食べながらおじさんに聞いた。

「いや、近くを通りかかったからついでにここに寄ろうかと思ってね」

いつものように仕立ての良いブラウンのスリーピースに高級な腕時計。

「沢渡さん、来るなら前もって連絡してくれれば良かったのに…何の用意もしてないけど」

母親はそう言っておじさんにお茶を出した。

「いや、すまんね。ところで亮輔くん、久しぶりの実家はどうかな?」

お茶をすすりながらおじさんは何気ない会話をしてきた。

母親はキッチンに立って、衣類の乱れを直してるみたいだ。

「いや、別に今のところは何も…ただ夏休みといっても宿題もあるし、進学校だから勉強を怠ると授業についていけなくなるし…これから少し勉強しようかと思ってたところです」

オレはおじさんがさっさと帰ってくれないかと思い、咄嗟にこれから勉強すると言ってしまった。

何故かおじさんに母親を取られそうな感じがして、今はおじさんの存在が邪魔だ。

早く帰ってくれないかな、またさっきの続きがしたいんだ、オレは。

「あぁ、これから勉強するのか。悪いね、こんな時間に来てしまって」

おじさんはテーブルの向かいでお茶を飲み、オレの顔を見ている。

見られながら飯を食うのは何か嫌だな。

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