この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第26章 高校時代の優等生とヤンキー
おじさんの表情が少し変わった。
急に真面目な顔つきになっていた。
「何度も聞いた事はありますよ。そりゃ他の家にはちゃんと両親がいて、何でもウチにはお父さんがいないの?って。ある程度は教えてくれたけど、今どこで何をしているのかは全く知らないって…」
おじさんは少しフゥッと息をついて意外な事を話し出した。
「お母さんは何も話してくれなかったのか…別に隠すつもりは無かったのだが、おじさん実は亮輔くんのお父さんと高校時代の同級生だったんだよ」
「…えっ?」
…初耳だ。この事を母親は知ってるのか?
「勿論お母さんもその事はしっている。君のお父さんとおじさんは高校の頃、仲が良くていつも一緒に遊んでたっけな…」
おじさんは当時を懐かしむかのように天井を見上げ、思い出話をしてくれた。
それにしてもおじさんとオレの父親が同級生だったとは…
「おじさん高校の時は悪くてね、今でいうヤンキーってヤツで、酒を飲んでタバコを吹かしてバイクに乗って暴走族みたいな事をしてね。
お父さんは正反対で勉強も良く出来てスポーツも万能で、コイツには敵わないなって思って羨ましかったよ。
おまけにカッコ良くて女にもモテてねぇ。でもどういうワケか正反対同士なのに仲が良くて、バイクの後ろに乗っけたり、麻雀を教えたりして…おじさんお父さんに悪いことばかり教えてたもんだよ」
急に真面目な顔つきになっていた。
「何度も聞いた事はありますよ。そりゃ他の家にはちゃんと両親がいて、何でもウチにはお父さんがいないの?って。ある程度は教えてくれたけど、今どこで何をしているのかは全く知らないって…」
おじさんは少しフゥッと息をついて意外な事を話し出した。
「お母さんは何も話してくれなかったのか…別に隠すつもりは無かったのだが、おじさん実は亮輔くんのお父さんと高校時代の同級生だったんだよ」
「…えっ?」
…初耳だ。この事を母親は知ってるのか?
「勿論お母さんもその事はしっている。君のお父さんとおじさんは高校の頃、仲が良くていつも一緒に遊んでたっけな…」
おじさんは当時を懐かしむかのように天井を見上げ、思い出話をしてくれた。
それにしてもおじさんとオレの父親が同級生だったとは…
「おじさん高校の時は悪くてね、今でいうヤンキーってヤツで、酒を飲んでタバコを吹かしてバイクに乗って暴走族みたいな事をしてね。
お父さんは正反対で勉強も良く出来てスポーツも万能で、コイツには敵わないなって思って羨ましかったよ。
おまけにカッコ良くて女にもモテてねぇ。でもどういうワケか正反対同士なのに仲が良くて、バイクの後ろに乗っけたり、麻雀を教えたりして…おじさんお父さんに悪いことばかり教えてたもんだよ」