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アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第31章 道具買い揃えようぜ!
オレたちは週三回、夕飯を食べて就寝するまでの一時間から二時間程の時間にレクリエーションルームで小久保さんから総合格闘技を学ぶようになった。
と言ってもサンドバッグやグローブ、ヘッドギア等何も無く、
最初の頃は基礎体力を養う為、腕立て伏せや腹筋、スクワットという筋トレを行っていた。
別に総合格闘技じゃなくても良かったのだが、どうせ鍛えるなら格闘技が出来る方が良いという気軽な考えでトレーニングをしてみたが、これがかなりキツい…
「おいおい。まだ少ししかやってないんだぞ!もうバテたのか?」
小久保さんがオレたちの体力の無さに呆れる程、基礎体力は皆無に等しかった。
運動はキライじゃないが、筋トレはどうも…
特にヒロトはスクワットをしてもすぐに汗だくになり、へばってしまう。
オレとカズはそれなりに小久保さんの言われた通りの回数をこなす事が出来るが、次の日筋肉痛で体育の授業なんかあった時はまともに動けない。
それでも3人で決めて小久保さんにお願いした手前、やっぱ無理です!
なんて事はカッコ悪くて言えない。
もしこれが一人だったらソッコーで止めていただろうが、3人でやっているから何とか筋トレも一通りこなせるようになってきた。
ガランとしたレクリエーションルームでただひたすら腕立て伏せや腹筋等を延々と繰り返していくうちに身体に筋肉が付いてきて、部屋では意味も無く上半身裸になって鏡に映る自分の姿を何度も見て、腹筋が割れてきた、とか上腕二頭筋が発達してきたとか言い合ってボディビルダーのようにポージングして鍛え上げられてきた身体を見てはウットリしていた。
ヒロトもポッチャリな体型から徐々にスリムというか、引き締まった身体になり、トレーニングはキツいが、こうやって上半身が徐々に筋肉に覆われていく姿を見る度にまた頑張ろう、と言って黙々とトレーニングに励んだ。
ただ問題なのはいつになったらパンチやキックの打ち方、寝技の技術を教えてくれるのだろうか?
小久保さんは何も言わず、いつものように筋トレをこなせ、としか言わない。
「やっぱさぁ、グローブとかサンドバッグあった方がいいよなぁ」
ヒロトの言うとおり、レクリエーションルームにはジムみたいなサンドバッグやグローブなんて置いてない。
と言ってもサンドバッグやグローブ、ヘッドギア等何も無く、
最初の頃は基礎体力を養う為、腕立て伏せや腹筋、スクワットという筋トレを行っていた。
別に総合格闘技じゃなくても良かったのだが、どうせ鍛えるなら格闘技が出来る方が良いという気軽な考えでトレーニングをしてみたが、これがかなりキツい…
「おいおい。まだ少ししかやってないんだぞ!もうバテたのか?」
小久保さんがオレたちの体力の無さに呆れる程、基礎体力は皆無に等しかった。
運動はキライじゃないが、筋トレはどうも…
特にヒロトはスクワットをしてもすぐに汗だくになり、へばってしまう。
オレとカズはそれなりに小久保さんの言われた通りの回数をこなす事が出来るが、次の日筋肉痛で体育の授業なんかあった時はまともに動けない。
それでも3人で決めて小久保さんにお願いした手前、やっぱ無理です!
なんて事はカッコ悪くて言えない。
もしこれが一人だったらソッコーで止めていただろうが、3人でやっているから何とか筋トレも一通りこなせるようになってきた。
ガランとしたレクリエーションルームでただひたすら腕立て伏せや腹筋等を延々と繰り返していくうちに身体に筋肉が付いてきて、部屋では意味も無く上半身裸になって鏡に映る自分の姿を何度も見て、腹筋が割れてきた、とか上腕二頭筋が発達してきたとか言い合ってボディビルダーのようにポージングして鍛え上げられてきた身体を見てはウットリしていた。
ヒロトもポッチャリな体型から徐々にスリムというか、引き締まった身体になり、トレーニングはキツいが、こうやって上半身が徐々に筋肉に覆われていく姿を見る度にまた頑張ろう、と言って黙々とトレーニングに励んだ。
ただ問題なのはいつになったらパンチやキックの打ち方、寝技の技術を教えてくれるのだろうか?
小久保さんは何も言わず、いつものように筋トレをこなせ、としか言わない。
「やっぱさぁ、グローブとかサンドバッグあった方がいいよなぁ」
ヒロトの言うとおり、レクリエーションルームにはジムみたいなサンドバッグやグローブなんて置いてない。