この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アナザーストーリー【快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体】特別編
第31章 道具買い揃えようぜ!
来る日も来る日も筋トレ、しかも段々と回数は増えてくる。
「…これじゃただの筋トレだよね」
練習が終わり、汗だくになりながらカズはシャツを脱ぎ、タオルで汗を拭いていた。
確かにそうだよな、いつになったら格闘技っぽいトレーニングを教えてくれるのやら…
そもそも道具も何も無い場所で行っているし、勝手にサンドバッグやらグローブやらを置いておくワケにはいかない。
しかも床はフローリングで、もし寝技の練習をするにしても柔道やレスリングのように畳かマットが必要になる。
小久保さんにいつになったら本格的な打撃や寝技のトレーニングを教えてくれるのか何度も聞いてみたが、まだ基礎体力が十分じゃないお前らにはまだ早い、と言われてしまい、オレたちは徐々にヤル気を失っていた。
「どうする?もう止めようか?」
部屋でオレは二人に聞いてみた。
やる事は変わらず、筋トレばっか、しかも回数を増やし、オレたちの身体は随分と基礎体力が付いてきたはずだ。
「…もうちょっとだけ頑張ってみようよ」
カズは3人の中でも一番基礎体力があり、吸収力も早い。
「今思ったんだけどさ、サンドバッグとかグローブって自前で揃えなきゃならないのかな?」
…そうか、ヒロトの言うとおり、レクリエーションルームで総合格闘技を教える事なんて無理に決まってる。
「じゃ、オレたちで金出し合ってグローブとかミット買おうぜ。お前らいくらか出せるか?」
オレはヒロトとカズに持ち金がいくらあるのか聞いてみた。
「う~ん、オレあんまり親から金貰ってないし、出しても一万ぐらいだなぁ」
「オレ、三万ぐらいなら何とか…」
ヒロトが一万でカズは三万か…
となるとオレが残りの金を出すしかないな…
幸いおじさんから貰った数十万の金は手を付けてない。
「…これじゃただの筋トレだよね」
練習が終わり、汗だくになりながらカズはシャツを脱ぎ、タオルで汗を拭いていた。
確かにそうだよな、いつになったら格闘技っぽいトレーニングを教えてくれるのやら…
そもそも道具も何も無い場所で行っているし、勝手にサンドバッグやらグローブやらを置いておくワケにはいかない。
しかも床はフローリングで、もし寝技の練習をするにしても柔道やレスリングのように畳かマットが必要になる。
小久保さんにいつになったら本格的な打撃や寝技のトレーニングを教えてくれるのか何度も聞いてみたが、まだ基礎体力が十分じゃないお前らにはまだ早い、と言われてしまい、オレたちは徐々にヤル気を失っていた。
「どうする?もう止めようか?」
部屋でオレは二人に聞いてみた。
やる事は変わらず、筋トレばっか、しかも回数を増やし、オレたちの身体は随分と基礎体力が付いてきたはずだ。
「…もうちょっとだけ頑張ってみようよ」
カズは3人の中でも一番基礎体力があり、吸収力も早い。
「今思ったんだけどさ、サンドバッグとかグローブって自前で揃えなきゃならないのかな?」
…そうか、ヒロトの言うとおり、レクリエーションルームで総合格闘技を教える事なんて無理に決まってる。
「じゃ、オレたちで金出し合ってグローブとかミット買おうぜ。お前らいくらか出せるか?」
オレはヒロトとカズに持ち金がいくらあるのか聞いてみた。
「う~ん、オレあんまり親から金貰ってないし、出しても一万ぐらいだなぁ」
「オレ、三万ぐらいなら何とか…」
ヒロトが一万でカズは三万か…
となるとオレが残りの金を出すしかないな…
幸いおじさんから貰った数十万の金は手を付けてない。