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寝取られ妻 2
第6章 シーン 6
「ああ、欲望に負けた俺がすべて悪い。風間にも詫びるつもりだ。だが、俺は里菜を、里菜の愛情を失いたくはない。」
「あたしなら…」
「里菜の気持ちを信じてない訳ではない。そう言う不安に苛まれながら日々を過ごす自分が嫌なだけなのだ。これも俺の我儘なのだろうが。」
大輔の不安はある意味当たっている。あたしは大輔を愛していると言う気持ちには変わりがないと思っている。けれど、大輔とのセックスで快感が得られなくなったことの理由が分からない。もし、大輔とは感じなくても風間さんとなら感じるとしたら、それはどう判断すれば良いのだろう。そうして大輔と感じないセックスを続けて行くことは多分耐えられないだろう。セックスが全てだなどとは思わないが、二人の間の重要な意思の疎通の確認であることは間違いない。それがないからと言って夫婦が成り立たない訳でもないのだが、夫を避けて他の男性との性的な交合を求める様になってしまったなら、もうそのまま大輔と夫婦という関係を続けてはいけない。どうしていいかあたしにはわからなかった。一昨日大輔に抱かれるまでは風間さんとのことを諦めて、もう会わない方が良いと真剣に思っていた。だが、大輔との行為の後、風間さんとのセックスなしでこのまま大輔とすごす中で、本当に感じなくなってしまったならばどうしようと、そんなことばかりが気になった。 
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