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寝取られ妻 2
第3章 シーン 3
 唇が合わされ強く吸われる。興奮で張った胸が風間さんの筋肉質の胸に潰され、情熱的な口付けに息が出来なくなるほどの昂ぶりが襲い掛ってきた。お湯に漂うように揺れるバスタブの中で、あたし達はしばしの間抱き合い唇を重ねて柔らかなベーゼの感触に溺れていた。
「二人でこんな場所に入るように言うなんて、大輔は何か気付いているのかと思った。」
「ううん、もう大輔さん寝ちゃったよ。」
「そうなんですか。」
「ああなったら朝まで起きないわよ。」
「電話に出てくれなかったから、嫌われたのかと思っていました。」
「そんなことないわよ。」
 どうしても言葉は慎重に選ぶようになる。言葉の必要のないスキンシップの方があたしは好みだ。
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