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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第14章 第三話 【観玉寺の廃妃】 祭りの夜
「判りました。ソリは下の倅と同じ歳でよく遊びます。家も近所ですし、お任せ下さい」
夫婦は二人の男の子を連れていた。
「助かりました。くれぐれもよろしくお願いしますね」
明姫はソリとユンのところに戻り、事の次第を伝えた。
「それは良かった。ではな、ソリ。元気で大きくなるのだぞ」
ユンがソリの眼線の高さになり、頭を撫でた。
「さようなら」
礼儀良くお辞儀し、ソリは駆けていく。その間際、明姫はソリにそっと言った。
「旦那さまから頂いた巾着は誰にも見せたり話したりしては駄目よ。あの一緒に帰ってくれるおじさんやおばさんにもね」
夫婦は二人の男の子を連れていた。
「助かりました。くれぐれもよろしくお願いしますね」
明姫はソリとユンのところに戻り、事の次第を伝えた。
「それは良かった。ではな、ソリ。元気で大きくなるのだぞ」
ユンがソリの眼線の高さになり、頭を撫でた。
「さようなら」
礼儀良くお辞儀し、ソリは駆けていく。その間際、明姫はソリにそっと言った。
「旦那さまから頂いた巾着は誰にも見せたり話したりしては駄目よ。あの一緒に帰ってくれるおじさんやおばさんにもね」