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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第15章 第三話 【観玉寺の廃妃】 再生
「でも、願い事がもう叶ったので、今度は新しいお願いを書きました」
明姫は書いたばかりの墨の跡も鮮やかな灯籠を見せた。
―あなたとずっと一緒にいたい。
灯籠には流れるような字でそう書かれていた。
「私の気持ちも殿下と同じです。半月前の和魂祭の夜、殿下は私とずっと一緒にいたいと書いて下さいました。あの時、私は泣きたいほど嬉しかった。だから、今度は私も同じ気持ちで灯籠に願い事を託しました」
二人は並んで池まで歩き、明姫の代わりにユンが灯籠を浮かべた。
明姫は書いたばかりの墨の跡も鮮やかな灯籠を見せた。
―あなたとずっと一緒にいたい。
灯籠には流れるような字でそう書かれていた。
「私の気持ちも殿下と同じです。半月前の和魂祭の夜、殿下は私とずっと一緒にいたいと書いて下さいました。あの時、私は泣きたいほど嬉しかった。だから、今度は私も同じ気持ちで灯籠に願い事を託しました」
二人は並んで池まで歩き、明姫の代わりにユンが灯籠を浮かべた。