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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第16章 第四話 【永遠の少女】 愛しき者 
 また、腹の子が元気よく腹壁を蹴る。ユンに告げたのは満更、嘘ではない。胎動が判るようになったのはもう二ヶ月も前のことだけれど、日毎に強くなるそれは時として痛みを憶えるほど強いものになりつつある。
 早いものだ、ウンが亡くなって、もう三ヶ月にもなるのか。
 明姫は今更ながらに、日々の流れる速さを思わずにはいられない。我が子が亡くなっても、歳月は哀しみをあっさりと飲み込み、飛ぶように過ぎてゆく。
 よく時は忘れ薬だといわれるけれど、今のところ、わずか三月(みつき)で愛盛りのウンを失った哀しみは癒えるはずもなく、むしろ日を経るごとに愛児の様々な表情や愛らしい仕種を思い出し、涙さしぐまれることの多い明姫であった。
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