この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第21章 第二部【身代わりの王妃】 王の花嫁
この度、王妃として選定されたのは許氏の娘であった。父親は許修得、成均館(ソンギユンカン)で学生たちを指導している直講(教師)だという。成均官で儒生を教える教師たちもまた国の官僚であることに変わりはない。
ひと口に教師といっても、階級も上から下まで様々あり、直講は正五品に相当し、定員四人、上から数えて八番目の階級になる。つまり、けして高官ではない。
何故、そのような教師の娘にすぎない女が領議政(ヨンイジョン)と繋がりがあったのかは知らないが、とにかく、その娘が最終的に選出されたということは、その父親は領議政寄りの派閥に属しているのだ。
ひと口に教師といっても、階級も上から下まで様々あり、直講は正五品に相当し、定員四人、上から数えて八番目の階級になる。つまり、けして高官ではない。
何故、そのような教師の娘にすぎない女が領議政(ヨンイジョン)と繋がりがあったのかは知らないが、とにかく、その娘が最終的に選出されたということは、その父親は領議政寄りの派閥に属しているのだ。