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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第25章 第二部【身代わりの王妃】 想いのゆくえ
「ことごとくお嬢さんの期待を裏切って申し訳ないが、俺は生まれも育ちも朝鮮だよ」
「ごめんなさい。失礼なことを言ったわね」
春花が謝るのに、彼は首を振った。
「この外見だから、あんたがそう思い込むのも無理はないし、十中八九の人間はそう言うからね。別に今更、気にしちゃいない。俺の祖母さんが異様人で、母親は異様人と朝鮮人の間に生まれた混血だったんだ。つまり、俺の身体には確かに異様人の血が四分の一は流れてるってこと」
やはり、生粋の朝鮮人ではなかったのだ。彼の父親は朝鮮人だというが、ならば、たまたまこの男には祖母方の血が色濃く出たのだろう。
「ごめんなさい。失礼なことを言ったわね」
春花が謝るのに、彼は首を振った。
「この外見だから、あんたがそう思い込むのも無理はないし、十中八九の人間はそう言うからね。別に今更、気にしちゃいない。俺の祖母さんが異様人で、母親は異様人と朝鮮人の間に生まれた混血だったんだ。つまり、俺の身体には確かに異様人の血が四分の一は流れてるってこと」
やはり、生粋の朝鮮人ではなかったのだ。彼の父親は朝鮮人だというが、ならば、たまたまこの男には祖母方の血が色濃く出たのだろう。