この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第10章 第二話 【桔梗の涙】 切ない口づけ(キス) 
 ユンが半身を絹の褥に起こすのを見計らっていたかのように、黄内官が足音も立てずに近寄ってきた。本当に影が移動するようで、この男であれば、気配すら消せるのではないかと常々、ユンは思っている。
 が、現実として、内官は〝王の影〟といわれているように、終始影に徹さなければならない。それは生涯を誰にも嫁げず後宮で終え、〝飛べない鳥、人知れず咲く花〟とたとえられる女官の宿命にも似ていた。
 男として生まれながら、早くに去勢して男性機能を失う内官。〝国王の女〟として王の所有物だと考えられる女官。どちらもが国王に生涯、忠誠を捧げ続けて終わるのだ。
/1905ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ