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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第2章 第一話 【桜草】 戸惑いと、ときめきと
「ここは言ってみれば、隠れ家のようなものだ」
「隠れ家?」
 明姫は眼を瞠った。まったく、この男の言動には愕かされっ放しだ。
「普段は殆ど使っていない。たまに一人になりたいときだけ、ここに来るのだ」
「一人になりたいって、自分のお屋敷では自由がないみたい」
 両班のお坊ちゃんだから、使用人も多いのかもしれないが、一人になりたくてなれないということはないだろう。少し疑問に思ったが、それは明姫の立ち入るべき話ではない。
「まあ、自由などと呼べる代物なぞ確かにないな」
 男はひっそりとこのときだけは淋しげな笑みを浮かべた。
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