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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第12章 第三話 【観玉寺の廃妃】 再会
明姫の涙はユンの心を鋭くついたようであった。
明姫は微笑んで首を振る。
「これは夢なのですか? 本当に殿下なのですね」
恨むはずがない、顔を見たくないだなんて思うはずがない。逢わなかった長い日々をどうやって過ごしてきたのか、この男の貌を見てしまった今は思い出せないほどだ。
「ずっとお逢いしたいと思っていました。たとえ夢でも良いから、殿下にお逢いできれば、どんなに幸せかと。でも、殿下は夢にさえ一度も現れて下さらなかった。だから、もう二度とお逢いすることもないのだろうと諦めていました」
明姫は微笑んで首を振る。
「これは夢なのですか? 本当に殿下なのですね」
恨むはずがない、顔を見たくないだなんて思うはずがない。逢わなかった長い日々をどうやって過ごしてきたのか、この男の貌を見てしまった今は思い出せないほどだ。
「ずっとお逢いしたいと思っていました。たとえ夢でも良いから、殿下にお逢いできれば、どんなに幸せかと。でも、殿下は夢にさえ一度も現れて下さらなかった。だから、もう二度とお逢いすることもないのだろうと諦めていました」