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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第12章 第三話 【観玉寺の廃妃】 再会
聡明で話していて飽きない上に、更に魅惑的な身体とこの上なく綺麗な顔立ちをしている。こんな女はもう二度と見つからないに違いない。
ユンは白い頬に乱れ落ちた髪をひとすじ、そっと撫でつけてやった。この女が自分にとっては生涯でただ一人の想い人だという想いは変わらない。どころか、二年ぶりに再会して、ますます強くなった。
「明姫、そなたは私の宝だ」
呟き、また愛おしげな手つきで髪を撫でる。半月前は明姫に逢う勇気すら出せず、すごすごと引き返していったユンだった。
ユンは白い頬に乱れ落ちた髪をひとすじ、そっと撫でつけてやった。この女が自分にとっては生涯でただ一人の想い人だという想いは変わらない。どころか、二年ぶりに再会して、ますます強くなった。
「明姫、そなたは私の宝だ」
呟き、また愛おしげな手つきで髪を撫でる。半月前は明姫に逢う勇気すら出せず、すごすごと引き返していったユンだった。