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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第13章 第三話 【観玉寺の廃妃】 涙の味
「ちょっと、あなたたち。まだシミョンさんの言葉の意味もろくに判らないのに、ませたことを言うんじゃないの!」
「だからさ、おとこはおんなをかえるんだよ」
「まだ言うか、このマセガキ」
明姫は到底、お妃さまとは思えない言葉遣いで慈然の耳を引っ張った。宮殿にいる伯母の崔尚宮が聞けば、引っ繰り返って怒り出しそうである。
「い、痛ぇ」
慈然が顔をしかめた。
「お姉ちゃんの言うことをちゃんときくまで、離さないからね」
「何がお姉ちゃんだよ、もう十九だろ? 立派なおばさんじゃないか」
「言ったわね、懲りもせずに」
「だからさ、おとこはおんなをかえるんだよ」
「まだ言うか、このマセガキ」
明姫は到底、お妃さまとは思えない言葉遣いで慈然の耳を引っ張った。宮殿にいる伯母の崔尚宮が聞けば、引っ繰り返って怒り出しそうである。
「い、痛ぇ」
慈然が顔をしかめた。
「お姉ちゃんの言うことをちゃんときくまで、離さないからね」
「何がお姉ちゃんだよ、もう十九だろ? 立派なおばさんじゃないか」
「言ったわね、懲りもせずに」