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遠い日の約束。
第1章 運命の出会い
部長はいつも奥様の手作りお弁当。
ニコニコと幸せそうな笑顔で食べているのが印象的だった。
幸せな家族、家庭を想像すると私の方まで心がホカホカになる。
部長の幸せそうな顔をみていると、ドアが閉まる音がして、春馬の後をあわてて追った。
エレベータのドアを開けて待っていてくれたので、エレベーターに乗って下におりる。
誰も乗っていないエレベーターは珍しく密室になり、少し近寄って寄り添ってみた。
すっと春馬の手が私の腰に回り、見上げるとチュッと軽くキスをする。
悪いことをしているみたいで、お互い見つめ合ってクスッと笑った。
あっという間に1階に到着してロビーを通って外に出る。
空気が凛としていて突き刺さる冷たさが心地よい。
会社の裏手に回り社用車に乗り込み車は発進する。
「帰り電車になると思うけど、海沿いのレストランでもいい?」
車を走らせながら、目的地に向かっているようだった。
「あのあたりって平日でも満員じゃないの?」
「予約してあるからそれは大丈夫。前から行きたがっていたビストロ潮風予約してあるから」
「予約?」
「ちょっとしたツテがあるからねじ込んで貰ったんだ。」
そこはビーフシチューが有名で平日のランチと言えども予約がなかなかとれないと有名なお店だった。
週末になると平日以上にむずかしく、一般のOLには中々入れない店で諦めていた。
ニコニコと幸せそうな笑顔で食べているのが印象的だった。
幸せな家族、家庭を想像すると私の方まで心がホカホカになる。
部長の幸せそうな顔をみていると、ドアが閉まる音がして、春馬の後をあわてて追った。
エレベータのドアを開けて待っていてくれたので、エレベーターに乗って下におりる。
誰も乗っていないエレベーターは珍しく密室になり、少し近寄って寄り添ってみた。
すっと春馬の手が私の腰に回り、見上げるとチュッと軽くキスをする。
悪いことをしているみたいで、お互い見つめ合ってクスッと笑った。
あっという間に1階に到着してロビーを通って外に出る。
空気が凛としていて突き刺さる冷たさが心地よい。
会社の裏手に回り社用車に乗り込み車は発進する。
「帰り電車になると思うけど、海沿いのレストランでもいい?」
車を走らせながら、目的地に向かっているようだった。
「あのあたりって平日でも満員じゃないの?」
「予約してあるからそれは大丈夫。前から行きたがっていたビストロ潮風予約してあるから」
「予約?」
「ちょっとしたツテがあるからねじ込んで貰ったんだ。」
そこはビーフシチューが有名で平日のランチと言えども予約がなかなかとれないと有名なお店だった。
週末になると平日以上にむずかしく、一般のOLには中々入れない店で諦めていた。