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遠い日の約束。
第3章 言い伝え
次に麻耶が願った事は「姉様を殺して」という願いだった。
それを受け入れた南和は今度は人に頼るのではなく自分の手で殺そうと湖に呼び出し、美弥の首に手を伸ばす。
幼馴染だった優しい南和がどうしてそんなことをするのか信じられない美弥に彼は告げる。
『これは麻耶が望んだこと』だと。
信じていた妹の本心を知り美弥は心を壊してしまう。
死を覚悟したその時、葉月が現れ美弥を救いだす。
しかし心を壊してしまった美弥は何も見ないように心を閉ざしてしまう。
そんな美弥に寄り添い生活を共にする葉月と、自分の犯した罪を認め、本当は葉月より姉の美弥に愛されたかったと自覚した麻耶も一緒になって美弥の世話を始めた。
その甲斐あってか、美弥は自我をとりもどしふたりは仲良く暮らしはじめた。
全てが上手くいき、何事もなく時が過ぎると誰も思っていた。
幸せが続く中、美弥の元に南和が現れる。
自分だけが不幸だと美弥を道連れにしようとする。
言葉で美弥を堕とし入れ、闇へと引きずり込む。
漸く心が落ち着き過去を払拭しようとしていた美弥の心を抉り、現実を突きつける。
美弥は自我を取り戻してから一度たりとも葉月と愛し合ってはいなかった。
結婚するまでは、心が落ち着くまではと葉月なりの気遣いではあったが、それが返って美弥の心に闇を堕とす
それを受け入れた南和は今度は人に頼るのではなく自分の手で殺そうと湖に呼び出し、美弥の首に手を伸ばす。
幼馴染だった優しい南和がどうしてそんなことをするのか信じられない美弥に彼は告げる。
『これは麻耶が望んだこと』だと。
信じていた妹の本心を知り美弥は心を壊してしまう。
死を覚悟したその時、葉月が現れ美弥を救いだす。
しかし心を壊してしまった美弥は何も見ないように心を閉ざしてしまう。
そんな美弥に寄り添い生活を共にする葉月と、自分の犯した罪を認め、本当は葉月より姉の美弥に愛されたかったと自覚した麻耶も一緒になって美弥の世話を始めた。
その甲斐あってか、美弥は自我をとりもどしふたりは仲良く暮らしはじめた。
全てが上手くいき、何事もなく時が過ぎると誰も思っていた。
幸せが続く中、美弥の元に南和が現れる。
自分だけが不幸だと美弥を道連れにしようとする。
言葉で美弥を堕とし入れ、闇へと引きずり込む。
漸く心が落ち着き過去を払拭しようとしていた美弥の心を抉り、現実を突きつける。
美弥は自我を取り戻してから一度たりとも葉月と愛し合ってはいなかった。
結婚するまでは、心が落ち着くまではと葉月なりの気遣いではあったが、それが返って美弥の心に闇を堕とす