この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠い日の約束。
第4章 本当の気持ち
「そうですね。交流が目的なら草野さんも一緒に交流を深めましょう。いいでしょう?早坂さん。篠原さん。」

ふたりに向かって営業スマイルで問いかけると、瞳をハート型にして「はい。もちろん」と甘えた声で返事をしていた。
さすが営業マンと心の中で拍手を送った。

「では6時頃に下のロビーで待ち合わせということで」

「絶対ですよ。ドタキャンはなしですからね」

何度も念を押しながら、最後には私を睨みつけて出ていった。
ふたりが部屋から出て扉が閉まるのを確認すると、三人とも同時に溜息をつき顔を見合わせて笑った。
この毎週のように繰り広げられる「飲みに行きましょう」攻撃は、これで落ち着いてくれるだろうと誰もが願っていた。
でなければ行く意味などない。

「草野、悪いな…道連れにして」

髪の毛をガシガシ掻きながら申し訳なさそうに謝ってくるので、「大丈夫ですよ」と答えて午後の仕事にとりかかり平穏無事に時間は過ぎていった。
/723ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ