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遠い日の約束。
第4章 本当の気持ち
黙り込んでしまった私をじっと見つめて、頬を撫でる。
久しぶりに触れられた春馬の温もりに心はドキリとした。
まだ…私は忘れてない…?
自分で自分の心が分からなくなる。
「まぁ…立花が華の事が好きだってのは確定だよな」
「確定?」
クククッと面白そうに笑った。
この笑い方はいじわるを思いついた時の笑い方だった。
「また、変な事考えてるでしょう」
お返しだと言わんばかりに春馬の頬を軽くつねる。
「あ~あ…俺しらね~っと」
つねった手を握りしめて、意味ありげに笑った。
何が何だか分からない私は春馬を睨みつける。
それでも笑うことをやめない。
「さっきからさ…俺が華の横に座ってから、ずげー睨みつけてくる奴がいるわけよ…後でおしおき決定だな。華」
席を立ち、私の頭をわしゃわしゃと撫でて、みんながいるテーブルに戻って行った。
その後を目で追っていると、俊樹さんと瞳がぶつかった。
とても不機嫌そうな…今まで見たことのない冷たい瞳だった。
久しぶりに触れられた春馬の温もりに心はドキリとした。
まだ…私は忘れてない…?
自分で自分の心が分からなくなる。
「まぁ…立花が華の事が好きだってのは確定だよな」
「確定?」
クククッと面白そうに笑った。
この笑い方はいじわるを思いついた時の笑い方だった。
「また、変な事考えてるでしょう」
お返しだと言わんばかりに春馬の頬を軽くつねる。
「あ~あ…俺しらね~っと」
つねった手を握りしめて、意味ありげに笑った。
何が何だか分からない私は春馬を睨みつける。
それでも笑うことをやめない。
「さっきからさ…俺が華の横に座ってから、ずげー睨みつけてくる奴がいるわけよ…後でおしおき決定だな。華」
席を立ち、私の頭をわしゃわしゃと撫でて、みんながいるテーブルに戻って行った。
その後を目で追っていると、俊樹さんと瞳がぶつかった。
とても不機嫌そうな…今まで見たことのない冷たい瞳だった。