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遠い日の約束。
第1章 運命の出会い
「このままホテルに行って華の中に入りたい…」

その言葉に私だけイッたことに気がついた。
そっと春馬のモノを触るとスラックスの上からでも分かるほど膨張していた。

「苦しい…よね」

ベルトに手を掛けた時に、その手は止められた。

「それは今日の夜の楽しみに取っておくよ。それよりお昼食べられそう?一応30分遅らせてもらったけど」

その言葉で今は仕事中であることを認識する。
時間は3時間しかなく、予約しているお店は超がつくほどの人気店。
このまま欲に流されるわけには行かなかった。

「夜まで我慢できる?」

「華が頑張ってくれるなら我慢する」

子供っぽい顔で言われるとクスクスと笑いがでてきてしまう。
最後に私の頭をポンポンと軽く叩き、車を発進させた。
少し車を走らせると海沿いに出て海岸線沿いを20分程走らせたところで店に到着した。
駐車場は満杯で、裏に回って止めた。
そこで春馬はどこかに電話をかけた。

「遅くなって申し訳ない。今到着したけどどうしたらいいかな?」

相手は店の人らしかった。
何度か言葉を交わして切ったあと、車の外に出た。
潮風の匂いが私の身体にまとわりつく。
遠目に見る分は怖くない。
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