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遠い日の約束。
第4章 本当の気持ち
「ヤッ…アアッ…俊樹…さん…」

だけど身体は反応しても心は追いつかない。
愛されていないと分かる愛撫はただ悲しいだけで涙がこぼれる。
花芽だけではなく秘壷の中に俊樹さんの細い指が躊躇なく押し込まれてグチョグチョとかき回され追い込まれていく。
こんなやりかたでイキたくはない。

「イヤァァ…イキたくない…俊樹さん…こんなのイヤァァァ」

身体を捩り本気で俊樹さんの手から逃げようともがけば、強引な愛撫の手が止まった。
正気に戻ったとどこか安心して足元にいる俊樹さんを見た。
だけど俊樹さんは着ていた服を脱ぎ、裸になった。
身体の中心にある上を向いて主張する俊樹さんのソレは大きくて…怖さを感じた。
開かれている両足を今以上に広げられ身体を入れ込む。
その後、何が起きるのか安易に想像ができる。
抱かれたいと何度も思ったけど、こんな形ではない。
もっと愛を感じて愛情を感じて…愛されたかった。

「やめて…お願い…やめて…」

絞り出すように言葉にする。
だけどきっと届かない。
だけど言わずにはいられない。
だって怖いから…いまの俊樹さんは恐怖の存在でしかない。
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