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遠い日の約束。
第4章 本当の気持ち
「大丈夫…今年は寝れてるから…それよりどうしたの?何かあった?」

『それね。その為に電話したんだったわ。今年のGW予定ある?こっちに帰って来ない?』

下がっているカレンダーを見ると、あと一か月でGWだった。
予定は…ない。
だけど、まだ俊樹さんと何も話していない。
それに一緒にいられるのは春までの約束…

『もしもし?』

「あっ…ごめん…まだ分かんない…GW何かあるの?」

『彩から連絡があって、GWに帰ってくるって。』

「えっ!!彩ちゃん帰ってくるの?」

『そうなのよ。だからね。華にも予定あるとは思うけど…無理してでも帰って来れない?』

「彩ちゃん、GWずっと居るの?」

興奮して話している私の肩を叩いて、俊樹さんが部屋の外を指差して部屋から出ていった。

『友達とも会いたいらしいから、ずっとは家にはいないらしいのよ。だけど家族を優先したいからって先に連絡くれたみたい。華の予定に合わせるからって』

「絶対帰る!!」

『本当?いつ帰って来れるの?』

「えっと…あっ…また後で電話しても良い?こっちも調節しなきゃいけないから…でも絶対帰るから!!」

『分かった。連絡待ってるから』

「うん、」
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