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遠い日の約束。
第4章 本当の気持ち
「いつGW帰るの?」

「それね。俊樹さんと相談して決めようと思って返事は保留にしてもらったの」

「私の事、忘れずにいてくれたんだね。彩ちゃんに負けないでよかった」

どこかホッとした顔をして微笑み、椅子から立ち上がり改めて私を抱きしめてくれた。
私の髪の毛を撫でながら何かを考えていた。

「…華が実家に帰った後…」

「うん?」

何かを言いかけて、一瞬言葉を切る。
そしてギュッと抱きしめる腕に力を入れて続きを話し出した。

「旅行に行かない?実家の方まで迎えに行くからその足でそのまま…」

「旅行?」

顔を上げて聞き返すと、頷いてキスをする。

「たまには外で華と過ごしたい…ダメ?」

頭を傾けて聞いてくる仕草が可愛くてドキドキした。
まだGWまでは一緒にられるのだと思うと嬉しかった

「じゃあ…最初の3日間実家に帰って、その後に行くってのはどう?」

「それで大丈夫。行先決めないとね。」

「うれしい…彩ちゃんにも会えるし、俊樹さんとも旅行行けるし最高!」
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