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遠い日の約束。
第1章 運命の出会い
まだ食べていない春馬は私に聞いてくるけど、私は頷く事しかできなかった。
もう一口食べて幸せに浸る。
もちろん、ビーフシチューは最高に美味しかった。
それ以上にランチを共にできる喜びも重なって幸せな気分が私を埋め尽くしてた。
食べては幸せに浸っていると、春馬のスマホが鳴る。
私に「ごめんね」と言い残して寒い外に出て電話に出て話していた。
5分もしないうちに戻ってきて大きな溜息をつく。
「15時のアポが16時半に変更になった…完全に飲みに連れていかれるパターンだな…」
残っていたチーズを口に放り込みながら項垂れる。
「だったら、今日は来れないね」
夜に会えない寂しさから、先ほどまでの幸せな気分は一変する。
しょんぼりして食べていると味なんて分からなくなる。
美味しいはずのビーフシチューは普通の味に変わり寂しさばかり膨れ上がる。
「なぁ…華…」
先に食べ終わった春馬が私を見て口を開いた。
「夜は行けないから…今から華を抱きたい…あまりゆっくりできないけど…」
春馬の手が私の頬を撫でながらストレートに抱きたいという。
まだ先ほどの余韻が残る私の身体、否というわけもない。
「いいの?時間とか」
「ああ。16時にこの辺りを出れば先方に間に合うから…いい?」
私は黙ってうなずいた。
もう一口食べて幸せに浸る。
もちろん、ビーフシチューは最高に美味しかった。
それ以上にランチを共にできる喜びも重なって幸せな気分が私を埋め尽くしてた。
食べては幸せに浸っていると、春馬のスマホが鳴る。
私に「ごめんね」と言い残して寒い外に出て電話に出て話していた。
5分もしないうちに戻ってきて大きな溜息をつく。
「15時のアポが16時半に変更になった…完全に飲みに連れていかれるパターンだな…」
残っていたチーズを口に放り込みながら項垂れる。
「だったら、今日は来れないね」
夜に会えない寂しさから、先ほどまでの幸せな気分は一変する。
しょんぼりして食べていると味なんて分からなくなる。
美味しいはずのビーフシチューは普通の味に変わり寂しさばかり膨れ上がる。
「なぁ…華…」
先に食べ終わった春馬が私を見て口を開いた。
「夜は行けないから…今から華を抱きたい…あまりゆっくりできないけど…」
春馬の手が私の頬を撫でながらストレートに抱きたいという。
まだ先ほどの余韻が残る私の身体、否というわけもない。
「いいの?時間とか」
「ああ。16時にこの辺りを出れば先方に間に合うから…いい?」
私は黙ってうなずいた。