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遠い日の約束。
第7章 囚われた過去
俊樹の胸に身体を預け幸せそうな私が映っている。
ただ抱き合っているわけではない。
身体の一部が繋がりひとつとなっているふたり…

「幸せそうなふたりが私たちを見てる…この姿を昨日の…今までの私たちに見せてあげたい。私の腕の中には恋焦がれた華がいる。ずっと不安に思いながらも求めていた華が私の腕の中にいることを教えてあげたい。」

俊樹の言いたいことが良く分かる。
不安で押しつぶされそうなっている過去の私に教えてあげたい。
何も不安になることはない。
あなたの思いは必ず伝わるから。
そしてそれを真正面から受け止めて、私たちは繋がれるから。
そう伝えてあげたい。
あの幸せの日々の中で、不安に涙した過去の私が少しでも心和らげるように教えてあげたい。

「…教えてあげたいね…不安がらなくていいんだよって、教えてあげたい…」

「そうだね…だけど過去があるから今がある。どんなに悲しい過去でもそれによって繋がる未来はきっとある…。…華?」

名前を呼ばれて、ガラスに映っている俊樹から目の前にいる俊樹に目線を移す。

「愛してる」

愛してるとの言葉と同時に唇が重なる。
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