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遠い日の約束。
第8章 嫉妬と不安

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───…

――――ジリリリリリッ

ベッドルームに目覚ましの音が鳴り響く。
それを手だけで探し出して音を消した。
俊樹の腕の中から顔を出して、彼を見て気持ちよさそうに眠っている姿を見てほっとする。
背中に回されている腕から抜け出て朝食の準備をする。
アメリカ育ちの俊樹の為に朝食は和食をつくることにしていた。
鮭と卵焼きに野菜サラダ。
みそ汁とご飯を準備し、普段だったらその間に自分のお弁当も用意する。
俊樹が社内にいる時は、もちろん彼の分も用意していた。
そして6時45分ぐらいに俊樹を起こしにベッドルームに戻る。

「俊樹?…起きて?時間よ…」

グッスリ眠っている俊樹を揺り動かして声をかけると、無意識に手が私を探す。
その手を取れば引き寄せられ俊樹の上に乗る形になり、ぎゅっと抱きしめられる。

「ンン…おは…よっ…」

少し乾いた声で半分寝ぼけている。

「おはよう…ごはんの用意できてるから起きて?」

「うん…」

ぼんやりと開いた瞳が私を捉える。
そして微笑み唇が重なる。
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