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遠い日の約束。
第8章 嫉妬と不安
付き合ってる時は、周りを気にして一緒に歩くことはなかった。
だけど別れた今、一緒に歩いていても周りが気にならない。
逆に俊樹と歩いている方が気になって、こんな風に別々に出社してしまう。
そう考えると、一緒に歩いて出勤しても不思議ではなく、内緒でつきあっているという後ろめたさから気になってしょうがないのかもしれないと思えてくる。
「あのね…今日のランチ外にでない?」
「んっ?なんかあった?」
少し驚きながらも、心配そうな声を久しぶりに聞く。
春馬も俊樹に負けず、私の変化に敏感に反応する。
それは別れた今でも変わらない。
「うん…ちょっと話したいことがあって…ダメかな?」
「別にいいよ。また部長に言い訳作るから、ゆっくり食べに行こうか」
「うん。ありがとう」
それから少し話していたらあっという間に会社に到着した。
エレベーターに乗り込むと、先に俊樹と部長が乗っていて、ふたりと挨拶を交わす。
「部長、今日のお昼は草野とでかけてくるんで、少し遅くなると思います」
言い訳もなくストレートに部長に告げた。
部長は咎めることもなく笑いながら承諾する。
だけど別れた今、一緒に歩いていても周りが気にならない。
逆に俊樹と歩いている方が気になって、こんな風に別々に出社してしまう。
そう考えると、一緒に歩いて出勤しても不思議ではなく、内緒でつきあっているという後ろめたさから気になってしょうがないのかもしれないと思えてくる。
「あのね…今日のランチ外にでない?」
「んっ?なんかあった?」
少し驚きながらも、心配そうな声を久しぶりに聞く。
春馬も俊樹に負けず、私の変化に敏感に反応する。
それは別れた今でも変わらない。
「うん…ちょっと話したいことがあって…ダメかな?」
「別にいいよ。また部長に言い訳作るから、ゆっくり食べに行こうか」
「うん。ありがとう」
それから少し話していたらあっという間に会社に到着した。
エレベーターに乗り込むと、先に俊樹と部長が乗っていて、ふたりと挨拶を交わす。
「部長、今日のお昼は草野とでかけてくるんで、少し遅くなると思います」
言い訳もなくストレートに部長に告げた。
部長は咎めることもなく笑いながら承諾する。