この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠い日の約束。
第8章 嫉妬と不安
ミスった反動からか大和さんのピッチがいつもより早い。
そして30分もしなうちに出来上がったみたいで隣に座っている春馬に絡みだしてしまった。

「本当に申し訳ないです…三宅さんや部長に迷惑かけて…俺っ…」

何度も謝りながら今にも泣き出してしまいそうな勢いだった。
そんな大和さんを春馬は背中をバンバン叩いて「気にするな」と宥め酒を進める。
こうなったら酔い潰そうとしているのが一目瞭然。
次から次へと継ぎ足していく。
酔えば酔うほど絡みだし、春馬は苦笑い。
早く潰れてくれと半ば諦め顔だった。
春馬が持っているビール瓶を奪い取ると、危なっかしい足取りで私と部長の間に割って入る。
部長はひとりで日本酒を飲んでいたため、大和さんのターゲットは私となった。
目の前に伏せてあるコップを無理やり持たされてナミナミに注がれた。
そして飲むように急かされる。

「俺の注いだビールは飲めないですか?」

ウルウルと捨てられた子犬のような瞳で見つめられると弱い。
「ちょっとだけね」と言って口をつけて一口飲む。
苦い味が口いっぱいに広がり、やはりビールは好きではない。
/723ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ