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遠い日の約束。
第8章 嫉妬と不安
「春馬さん…意地悪するのやめたらどうですか?彼がかわいそうですよ。彼女だって驚いてるし…悪ふざけしすぎだと思いますよ。」
バーテンダーさんがグラスを拭きながら春馬を嗜める。
春馬はフンと鼻を鳴らして、いつもの嫌な笑い方をする。
その表情を見てわざとだと気がついた。
「騒がしくして悪かったな。翔も好きなの飲めよ。奢るよ」
「あざ~っす」
バーテンダーさんはいまどきの返事をして春馬と同じウィスキーをグラスについで、私たちと乾杯をする。
「こいつにビールもう一杯ね。華、それノンアルだから気にしないで飲めよ。まぁ酔っ払ったとしても立花と帰ればいいだろう?同じ家なんだし」
私のロンググラスにカチリと当てて、春馬はウィスキーを飲んでいく。
恐る恐るロンググラスに口をつけると、パイナップルの味がした。
そしてアルコールが入っていない。
こんなカクテルもあるならバーに来るのもいいかもしれないとおもってしまう。
美味しく飲んでいると、俊樹の前にもビールが置かれた。
そのグラスに春馬が自分のグラスをカチンとぶつけてにっこり笑った。
「おめでとう。おふたりさん」
「春馬…?」
バーテンダーさんがグラスを拭きながら春馬を嗜める。
春馬はフンと鼻を鳴らして、いつもの嫌な笑い方をする。
その表情を見てわざとだと気がついた。
「騒がしくして悪かったな。翔も好きなの飲めよ。奢るよ」
「あざ~っす」
バーテンダーさんはいまどきの返事をして春馬と同じウィスキーをグラスについで、私たちと乾杯をする。
「こいつにビールもう一杯ね。華、それノンアルだから気にしないで飲めよ。まぁ酔っ払ったとしても立花と帰ればいいだろう?同じ家なんだし」
私のロンググラスにカチリと当てて、春馬はウィスキーを飲んでいく。
恐る恐るロンググラスに口をつけると、パイナップルの味がした。
そしてアルコールが入っていない。
こんなカクテルもあるならバーに来るのもいいかもしれないとおもってしまう。
美味しく飲んでいると、俊樹の前にもビールが置かれた。
そのグラスに春馬が自分のグラスをカチンとぶつけてにっこり笑った。
「おめでとう。おふたりさん」
「春馬…?」