この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠い日の約束。
第10章 記憶の破片
オードブル等の店は決まっていた。
電話で注文するだけ。
お酒はスーパーで前もってお願いしておく。
そして当日になって男性社員にお願いして取りにいくだけ。
場所取りが一番大変で、朝一からずっとその場所で待機。
何時の時代の話よ!って思うけど、いまだにそれを実行する。
そして何より人が多い。
男女ともに新入社員の物色。
可愛い子がいないか、カッコいい人はいないかで、続々と人が参加するようになる。
今年も総勢30名ほどはあるだろうと予測は付く。

「華さん。この資料集めてもらっていいですか?」

俊樹がファイルを渡してくる。
中を見てみると数年前に私が作った資料だった。
それだったらPCの中に入っている。

「立花さん。これ私が作った資料なんですよ。PCに入ってますから送りますね。」

自分の席に戻り、必要なファイルを俊樹に送った。

「ありがとう…」

PCを開いて見た俊樹はお礼を言って少し仏頂面をしていた。
何か嫌な事でもあったのかなと首をかしげて俊樹を見ていたら、隣に座っていた春馬が周りに気がつかれないように笑い出した。
それを俊樹がじろりと睨む。

「草野…ちょっと来てくれ」

笑いながら私を呼んだ。
意味も分からず春馬のそばに行くと、空いている椅子を引き寄せ俊樹との間に座らされた。
/723ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ