この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠い日の約束。
第10章 記憶の破片
最近は他の男の人と喋るのを極端に嫌がるようになっていた。
仕事上での会話でさえ良い顔をしない。
もちろん、あからさまに態度に出ることはなくても雰囲気で察してしまう。
だから、今日みたいにあからさまに行動にでるのは珍しかった。

「草野さん。ちょっと聞きたいところがあるんですけどいいですか?」

何も知らない高宮くんが私に声をかける。
ここに俊樹がいなくてよかったと思う。

「まぁ…頑張れ」

春馬が軽く激励してくれて、私は仕事に戻った。
私の席の隣に座る高宮くんは、事あるごとに私に質問して絡んでくる。
教育係だから仕方がないと思うけど…俊樹の目線が痛い。
花見が近づくに連れて、私と高宮くんは頻繁に話す様になった。
人数確認に食材の確認と仕事時間以外でもお昼を一緒に取ったりと一緒にいる時間が長くなる。
そうなると俊樹の心に余裕がなくなってくるのが手に取るように分かった。
だって、毎日のように私を求めるようになっていたから。
私を抱くことによって安心するのだろう。
だけど、さすがに毎日はしんどくて自然と寝る時間をずらしたりするようになっていた。
/723ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ