この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠い日の約束。
第10章 記憶の破片





───…






今日は晴天で温度も高くて絶好のお花見日和だった。
朝一番でブルーシートとお昼に食べるお弁当と飲み物を持って場所取りに向かった。
場所は去年と同じ場所が確保でき、春馬にお願いして社内で一斉メールをしてもらう段取りだった。
ここから夕方17時まで…何もすることなく時間が過ぎていく。
高宮くんと交代で場所を離れて時間をつぶす。
ブルーシートさえ張っておけば人はいなくていいのだけど、数年前に誰もいない時に場所を取られたことがあったらしく、それからは誰かが場所取りでその場にいることになった。
ちょうど12時を過ぎた頃、温かいスープとお茶を持って春馬と俊樹が顔を出してくれた。

「日中は暖かいって言っても寒いだろう?」

お願いもしていないのに手渡された暖かい物を手にして、ホッと一息ついた。

「はい。少し寒かったから…」

そう言うと、片手を春馬に取られてハァーと息を吹きかけられた。
暖かいけど…俊樹の視線が怖い…。
それを分かってやっている春馬はいじめっ子のガキ大将だ。
/723ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ